mardi, mars 11, 2014

2月、3月、それぞれの点と線(長文)

この冬はたびたび外に出て世界の人たちに
「こんにちは」「ひさしぶり」「さようなら、またね」とご挨拶したように思います。

Cristian Vogel に遭遇したり、東京にもこんなに雪が降ったのかと思って今まで(近いのに一度もいったことのない)ラクーアでゆっくりしてみたり・・・これがとても良くて、なんだか懐かしい気持ちになりながらも、(こんな時間がずっと持てなかったので)大切な人とわかち合ったこのときの時間は、ときおり思い出したいなと、宝箱に仕舞っておくくらいの大切な時間だったように思います。

インドからは小野雅子さんという驚異のオリッサダンサーが帰京されていて、ダンスを見に行きました。
17年インドにいらっしゃることだけで驚異なのですが、終了後のトークショーでさらに驚愕のエピソードなどが次から次へ出てくるわけです。「勇気」と「実行」の人。この方は、やはり6年くらい前から日本に戻る際にはどこかでダンスをされていて、その度に「勇気」をダンスとともに振りまいてくださるので、機会があればぜひ見ると良いとここに記しておきます。

次の大雪のときはシャオ・クゥと再開。
北京オリンピック以来だった。彼女は上海から横浜のTPAMのためにこちらに来ていました。
この再会の前日は、都内の電車も間引き運転していたし横浜まで行けるのか、帰れるのか?
と不安だったけど、(後につくづくと思うがやはり)本当に行って、パフォーマンスを見られて良かったと思っている。このとき初めてチョウ・ツゥ・ハンにご挨拶した。
そしてそのあと浅草でおそばを一緒に食べました。
二人はこのパフォーマンス《We apologize to inform you》を(来年か再来年かわからないが)
日本で、また演ってくれると信じている。
そして、わたしの好きな人みんなに観てもらえたらいいなと希望を抱いている。
それが、世界とつながっていることなのかな、と思います・・・


「すなねこ企画vol.5」は2.11(祝)に、渋谷にあるの大好きなリエゾンカフェで、
大好きな人たちを呼んで執り行いました。
残念ながら3月いっぱいで閉店というのを12月の「すなねこvol.4」のリハ中に知ったのですが・・・2月に催すことが出来てよかった・・・知る前の日程予約ではあったけれど、快く去年のうちにスケジュールをおさえてくださった店長の周宝さんにはほんとうに感謝しています。
ありがとうございました。。。
この日のお客様としてリエゾンカフェの企画で過去に出演くださった面々が!!
青木研治さん(前々回出演)、ギギ(前回)の公一さんと野原さん、DJのChieiさん(前回、前々回DJ)、そしてチェックしてくださって(「胎動」主催、「Slick Scratch」ギタリストの)明子さん、他にもたくさんの方がきてくださり、心温かくなる夜でした。
(この日のDJは福原冠ちゃん。彼が企画に呼んでくれたからChieiちゃんとも出会えたんだよね。。。感謝!)
あ、そうそう、前日にお客さんとして来てくださると思っていた六弦琴さんとぶっつけ本番でやりましたね!ありがとう、六弦さん!(次回もよろしくねっ)
みなさん、あらためまして、、ありがとう。。。

その10日あとの22日、(故郷に似て非なる北関東の都市)宇都宮に住んでいる「八月の秘密」というバンドのドラマー鈴木豊さん企画のイベントに呼んでいただき、
アットホームで素敵なライブハウスに、これまたてあしくちびると打ち上げ鍋まで参加させていただき、心温まる時間を過ごしました。ライブハウスのスタッフの方、初めて会う出演者の方々、お客様は本当に温かい人たちで、感謝でいっぱいなのと同時に、自分のなかで「企画」についての
新たな決意、というか、本質を問う時間でした。ありがとう。。。鈴木さん。
(鈴木さんと出会えたのは生駒くん《去年のイベント「邪悪なる胎動」主催》のおかげです。)

次の日、23日(日)は東京マラソン。そのためにパリ在住の友人ルドとその息子ヤニスが来ていました。ルドは久しぶり(約7ヶ月ぶり?)の東京を走ったそうです。いつもだったら応援に行けたけど、わたしは宇都宮にいたので、その二日後に中野で会えました。ヤニスにヴァレリー(奥さん)がわたしにプレゼントしてくれた小さな詩集を朗読してくれました。彼女とは去年会えたけど、わたしから彼女のところに行きたいなと希望は残したままです。
そうだそれをいうなら上海のシャオクゥのところも、1月に再会したダンサーの大塚るみさんの住むマルメにも行かねば。。。世界に会いたい人がたくさん居て、こちらに来た時も会える。。。

3月の頭、東京国際文芸フェスティバルのサテライト企画を高円寺アバッキオ店長で詩人の黒川武彦さんからお誘いがあり、一日中詩人が読むという企画の17時担当をやらせていただきました。
この日はもっと長く居たかったのですが、前の週から重要な会社のプレゼン書類に手をつけており、なんだか落ち着かない状態でしたが、アバッキオで読めたこととその場の空気が他にはないことを察し、先に述べたシャオクゥらのパフォーマンスの最後に読まれたテキストを(前日に慌ててシャオクゥにおことわりして)読みました。
この内容は、今のわたしにとても重要な石と感じ、まだ心のなかで波紋が伸びています。

それから最初は南インド料理屋さんで出会った六弦琴さんと、今週末のスナガール企画で、アルバムリリースのライブに一緒に出演します。
ここにはまたラストワルツの谷口マルタさん、それからほとんどの場面に、わたしの大切な人がかかわっています。
わたしはあらためて感謝しなければなりません。
多くの枝や葉を育ててくださったこと。
そこに繋がってくれた時間や言葉やその手と手に・・・ありがとう。


世界の窓はいろいろなところにある。
東日本はすぐそばにある。
韓国や中国、ロシアとヨーロッパの間もアメリカも、すぐそばにある。

誰のうえにも、世界とつながっていること、そしてそれがいつまでも続きますようにと、今夜はそのことを抱きしめて眠りたいと思います。

過去のこととともに、自分が在り、生を誰かと共有できるこの世界を感じるために。。。
愛しているということがいつでもその手にありますように。

そしてあえて別れのことは思わない。
さらに宇宙になるともっと広いのだから、どこで会えるのかわからないのだから・・・

そして祈ります。
今日という日を忘れないために。。。


【「ライムライトは眠らない」(作詞・曲 後藤理絵)】


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