samedi, décembre 14, 2013

砂漠の猫は絶滅しそうだったよ(感謝)




人が生きていくことの大変さを考えると、
生まれたことの奇跡も含めて、膨大なエネルギーだと思う。

さらに人と人が出会うなんて、もっともっともっと・・・

成長する過程は、一つ階段を上ることに始まる。
それを上らなければ見えない景色も、さらに無限大で。。

一歩しか進めなくても、それを止めない限りは
新しい風景が見えてくるに違いない。
それを信じている。

スナネコという種類は随分と稀有な山猫の一種で、山ではなく砂漠に住むという。
生きるのに必死。

絶滅をいわれても仕方がない。

そんな存在を愛しいと思った。

あやかって、死にそうになりながらも強く生きたいと、
この名前をいただいた。
サンドキャット。砂猫。。。そこで生き抜く名もない猫の女王として。

去年、それを付けて始まったのはマサキオンザマイクのビートを受けて
「自分は誰か?」など、主題はいくつか仏教学などのちょっと
自問自答というようなことを書いたりしていた。

詩といえば詩。音楽といえば音楽。
なんだかそんなのどっちでもいいな、いまやれることだけをやろう。
もし気に入ってもらえたら、呼んでもらえるなら喜んで受けよう。
そのような感じだった。
けれど、与えられた場所や機会を活かすためには、やっぱり自らも
誰かを必要として刺激をもたらす場が欲しいと思うようになった。
それが今年の初旬の話だ。
二月から「砂猫(すなねこ)企画」を始めた。

1、【ヒポクラテスの純情 】 in 高田馬場 JET ROBOT
  DJ:春井環二
  出演:イシダユーリ、kaja、Fizz、てあしくちびる

2、【ZOZO-ism】in 渋谷リエゾン
  DJ:低い跳び箱ならとべる(a.k.a 福原冠)
  出演:ぬくみりゑ、尾林星、青木研治

3、【猫と海月と、ゆれながら、】 in 渋谷ラストワルツ
  DJ:Chiei
  出演:すナマき、田中光、
  KUU〈岡田太郎(悪い芝居)+津田りつ子〉、青木研治
  フライヤーデザイン:岡本優(TABASA)
  カメラマン:池上賢太郎

4、【B.D.X】  in 渋谷リエゾン
  DJ:Chiei
  出演:てあしくちびる、GOMMES+DJ 矢車、ギギ
  フライヤーデザイン:公一(ギギ)

ここに書いた人とご一緒させていただいた。

ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました!!!!!

何度お礼を申し上げたところで、おそらく足りはしないのだけれど、
振り返って思うことは、すべての出演者ならびDJ、関わってくれた人々すべて、
凝縮された個性をその場で発火させてくださったことに感謝を、
そしてこのステージ以外の場でも一人ひとり、尊敬をしています。。

毎回、企画では「尊敬している人」をお呼びしている。
まずエンターテインメント性の優れた、お客さんが刺激を持ってかえってくれること、
そして自分自身がこの方々に恥じないように追い込まれるということもあった。

特に「詩人」にお声がけしたとき、
心からの「声」と「魂」で語っていると思われる方をお招きした。
これは本心で、わたしは自分が同じステージに立てるかどうかギリギリの気持ちで挑んでいた。なぜならそこには「ゼロ」というものが立ちはだかっていたから。

わたしには何もない。
いつも、何もない。
そういうとなんだか信憑性がないけれど、今までいろいろやってきたにもかかわらず
どうも成長がみられない。自分で自分の不器用さには呪うものさえある。
そして人としても未熟すぎてとても恥ずかしいといつも思っている。

なぜこんなに自信が持てないのかな。
そういうことと闘っている話なんてとても恥ずかしいし、ここに書くことさえほとんど信じては貰えない話だけど(いつも自信ありそうだし、自分中心だよね、などと嫌みや罵りを受けたこともあるから)
本心です。。

しかしそんななかでも自主企画以外の場面で、
各方面のオーガナイザーの方に呼んでいただけたこと。。。
感謝しております。。。
ほんとうにありがとうございました。。

来年はすぐそばにあって、さまざまな世の中の動きにほとんどノイローゼになりながら言葉と闘わねばならないなんて気が狂いそうだけれど、丁度、先日の「B.D.X」というタイトルもつけたので、また「0」から始めたいという気持ちだ。
いつも無い。
このブログのタイトルも「RIEN」。それは「無」を意味する。

ばかみたいに、いつも無いところからのスタートなのだ。
ほんとうに何も無い。
なにも無くなった。
さびしさに身体が縒れそうになる。
気持ちが荒みそうになる。

けれど、やっぱり「無」と自分の心根の正直なところで闘うことしか残されていない。
温かい友人に囲まれつつも、お腹の底の闇とは闘わなければならないと括っていて、
その「言語」が誰かのアンテナにひっかかったとき、光を感じるのだ。
それは欲張りからの断捨離だったりするのだけれど、来年はもっと明確に人と接していけたらいいなと思う。

誰かが引っ張るとしたら、それは自分。
自分しか自分は引っ張れない。

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あらためて
一人ひとりの世界が立っているアーティスト、詩人、ビートボクサー、ラッパー、バンドマン、いっしょの場所に立って、そしていっしょの空間をともにしてくれたお店の方々、それからそれからわたしの企画に忙しいなかに時間をくださった席を温めてくれた方々。。。お礼の言葉が、見つかりません。。。ほんとうに感謝しています。

来年は、もう少しうまく何かができるように土台をもう少し堅く出来たらと思います。
ありがとう!
ありがとう!
ありがとう!




後藤理絵

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