vendredi, mars 22, 2013

「森」にみならう

ファイル:Jonny Greenwood, May 11, 2008.jpg
May 11, 2008/Johnny Greenwood


森の神話を知っていますか?


フィン族の森のなかでもっとも神聖と思われた「熊」の存在は“人々の祖先”とされ、
その名称を声に出して呼ぶことはなかった。
よって熊の呼び方はじつに様々で婉曲に表現されていた。

こういうことは、呼び始めた人のもつ言葉の感覚によるものだと思うのだけれど、
おそらくとても詩的なものであったのではないかな。。。

18世紀まで口で伝えられていたフィンランド神話のなかで、
「この世界は鳥の卵が破裂してできあがった」とされているらしい。


そうなると・・・ムーミン谷は、とても自然なお話のような気がしてならないのね。


北極星が天井の中心で、そこからテントを張る。
それがこの世界であると・・・。


それはまさにサンタクロースとセットである、もみの木に飾りつけるツリーの天辺!
輝く星のリース。。。 (繋がるではありませんか。。)



津波が日本列島の東を飲み込んで、多くの海産物の被害があるなか
牡蠣の養殖の復旧に務めたある一人の海の男が
「森を育てる!そうすれば牡蠣はかえってくる」そういったことを思い出します。



一つのことに集中することはとても大事。
けれど、そこにばかり捕らわれるということは、多くのものを見失うかもしれない。


政治も、経済も、世界情勢も、とても不安定で、不安になるニュースばかり。
(アジアの小国は大国を背に二人羽織みたいに翻弄されている)
しかし、その多くは「他者」のせいにする「誰か」の無責任さによるものだと思う。

その「誰か」は実は一部「自分」である。
たとえば総理大臣を選んだのは「誰か」であって、
その「誰か」を選んだのは「(自分を含む)誰か」であると言える。



ひとつの小さなこと。
ひとつの小さな思い。
それがたどり着くのは「海」である。
そしてそれを最初につくるのは「森」である。

森の一つひとつの「木」は、一人ひとりの「わたし」たちであって、
いつか「わたし」たちの小さな思いは海に流れ着く。

だから、諦めない。
だから、自棄(やけ)にはならない。
だから、考え続ける。
だから、川の流れがきつくてももがいてたどり着く・・・しか、ないのかもしれません。



技術がなくても、積み重ねられれば、それがその手に備わっていくことを願い、
わたしはいま、机に向かいながら予習、復習をしてノートを手に何度も何度も、
繰り返し同じスペルを練習をしています。



冒頭の写真はギタリスト“ジョニー・グリーンウッド”。
この人は身近な「神話」的な存在なのでは?と、勝手に思い貼らせてもらいました。
名前も「緑の木」だしねw

自分の「木」がいつでも生い茂る「緑」の葉をつけるとは限らないけど、
木なら季節によって葉の色も変わって、落ちてまた新芽を出すだろうと思う。

だから、それを諦めず、芽吹くまでの自己管理をしっかりすればいい・・・
よねって、独り言つ。 

一滴はやがて「川」になり、「海」へと辿り着く。
積み重ねれば「橋」になる、という呪文。




ライブ情報☆☆☆
3月30日(土)
「M-FIELD vol.76」
@足利NEMUNEMU
500円+Drink
open 19:00/start 19:30
出演:
てあしくちびる
田中雅紀
サワダヒロアキ
後藤理絵=Regina〈砂猫女王〉

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