vendredi, février 22, 2013

血清療法と原点回帰

血を採って遠心分離する。

破壊されるほど強く遠心分離できますように。。。

肉体という試験管を震わせるのは難しい。

血を別けていく。
血を分類していく。

骨を置いておいて、血だけを・・・



リーディングをするものと書くものはなんとなくちがうから、
わたしはこのごろ「ア・ビアント」から抜粋して読むものは決まっていた。

よく読むのは「焼き菓子の致死量」これは思いのほかいつ読んでも新鮮さを連れてきてくれて読むたびに発見もある詩だ。自分でも驚く。場面によって違うけれど、出てくる甘さと香りが自然で受け入れやすい。合点がいく。死にとりつかれた者が容易なきっかけで立ちなおれるという、たった1分の寸劇。それがこの「焼き菓子の致死量」なのだと思う。

良薬は苦く、毒薬は甘くておいしいのかもしれない。
・・・などという単純な発想なのですよ。
しかもここでは「毒薬」かと思っていたら「良薬」に変わるのですから・・・!

もともと幼い頃から父の影響も手伝って詩が好きだった。
詩を詩と思わずに読んでいたし、母の書棚からは中原中也の詩集をなぜかこっそりとってベッドで読んでいて、いま思うとそれは官能のなにかを手にしていて落ち着かない感覚に似ている。
わたしが感覚として「官能」から離れらない理由はそこにあるのだと思う。

今日は京橋のとあるギャラリーで読んでくる。
一時間、肉声。マイクや音楽を使わないという朗読。

そこで特に変わったことは起こらないかもしれない。
起こる必要もないのかもしれない。
だからこそ、通ってくるよ、その薄暗い細道を・・・


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2.22(金)★【詩人の聲】18:30 開場/19:00 開演(約1時間)
予約 大人2,700円/当日大人3,000

    学割1,500円 (学生証呈示)
     小・中学生 (保護者同伴無料)
 

ギャルリー東京ユマニテ
◆中央区京橋2-8-18昭和ビルB2(京橋駅⑥番出口徒歩1分)


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