lundi, août 09, 2010

ロイ一周忌

今日は、平和を祈る大切な日でもあるけれど、まだ記憶が鮮明な、一年前のあの日に大切な命と別れたことを思い出して書いています。

私の愛する猫は、たまたま友人に拾われたラッキーな黒猫でした。
しかし最初に出会ったとき、私は彼を怖いと思ったんです。
小さいときに捨てられて、生きていくのに必死だったのだろうと今思うけれど、(当時の私は猫の気持ちなど察知することなどできませんでしたから)強い目をしていて、それが恐ろしく見えたのでした。
その目は、人間のような語りかけをしているように思いました。
ロイは、拾われたとき小さく細く、耳と目の大きな真っ黒で、まるでコウモリを少し大きくしたような風貌でした。

浅草で雨の日に捨てられ、見かねた友人は拾ったけれど、大家さんの目が光った自分の家では飼えず私を頼ってきました。
彼女は以前も捨て猫を拾い、私に二週間預けたことがありました。

二度目、もちろん仮に預かるつもりでしたが、二週間後にはその個性的な黒猫と離れることができなくなりました。
彼のおかげでいろんな思いやアイディアが浮かびました。いろんなことを教えて貰いました。
刺激的で実りの多い17年を過ごすことが出来たと思います。

今日は、あの辛い一晩を思い出す日でもあるけれど、楽しい思い出をまた多く思い出しながらお線香に火をつけました。

また、いつか会えますように。

ロイよ!
永遠に!


写真:2004年、ロイに絵本の読み聞かせをしているところです。ロイは音楽も、絵本を読んであげていることもわかっている猫でした。脳みそもでかかったみたいです。頭蓋骨を拾ったとき、骨壺に入らなくて焼き場の人が困っていたくらいです。

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