mardi, août 22, 2006

なみだ

苦みの唾液の
おちる字間

誰 


制御
不能

ぽたり

吸い込まれる
オレンジTシャツ

dimanche, août 20, 2006

DES HERBS (de mon jardin)


この夏、3回目の収穫のバジル。2回目のミント。
洗って、ただいま乾燥するための第一段階。
次はネットに入れて本格的な乾燥です。

まだ、ベランダではコモンタイム(スッキリした甘みを含んだ香り)が増えて来ていて、ローズマリイ(ツンと目が覚めるような香り)も花を咲かせています。けれど、ミントがあまりにつよいせいで、グリークオレガノ(歯の表面に起毛)が消えた・・。(いっしょの長いプランターに寄せ植えしたのがまずかったのなかな。。)ルッコラもすぐに花を咲かせたので、今度は種から育てるとします。

今日は、ジャスミンの植え替え(これから)、ハーブの収穫。
猫の毛繕いの手伝い。浴衣の洗濯・・・ほか。
家は窓を全開にするとエアコンがいらないほど風が通ります。
ベランダもこの辺にしては少し大きめで良かった。

花が沢山というのもいいけれど、
いまはどちらかというと”プチハーブ園”を目標にしています。

今日は、ミントの葉たちと岩塩を入れてバスタイムを楽しみました。
(明日の分もあるなぁ。)

jeudi, août 17, 2006

8月17日 リーディング【報告】



原宿JETROBOTでのリーディング。

ことば パーカッション トランペット ピアノ ウッドベース・・ 
グラスに入れる氷の音、電車の過ぎる音、雨音と遠雷。
改札口からすぐの人の足音。そして笑い声と拍手。

あらゆる音(声)がとけこんだ空気。
ほんのちょっとの時間の共有。
ゆっくりと通り過ぎる時間。
全ての、とおりすぎる、立ち止まらないもの 
を噛み締めた時間。

再び会えた人、出会えた人・・
みなさん、ありがとうございました。

読んだ詩 
「夏のおわりに」
「秋のプール」
「きみと、宇宙から落とされたぼくと、そして星条旗」
「焼き菓子の致死量(同時仏語翻訳:Ludovic Xasdera=ルド・グザスデラ)」
「雪情」

Mixi Community "A bientot Rie goto"


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☆2006年08月17日(◆◆「 JET POET Vol.4」 〜即興の音楽と詩の朗読の宴〜)
原宿JETROBOT
※原宿駅/竹下口出て、横断歩道渡って左に、数件先です。 駅から30秒くらいです!

朗読/ lobby  ZULU  Luca  後藤理絵  ジェフ&エズラ

演奏/ ひら(Per) 小西 徹郎 (tp) TOMO(psychedeliste)

samedi, août 12, 2006

遅咲きハイビスカス



冬を越し、やっと咲いたハイビスカス。
1つ目にしては、かなり大輪の花です。
そこで・・詩集から詩を1つ。





「きみと、宇宙から落とされたぼくと、
               そして星条旗」 


出会ったとき きみは
歯を磨いていた 口を右に歪ませて

庭で ガーデニング
春になるから 古い根をきって
夏に咲く ハイビスカスの
ベッドをつくっている
仕上げに 水を撒く
「あっ ホースがない」

(中略)

『LOVE and PEACE』
その日から きみのサインの横には
ラブ と ピース の間に
十字架の文字が
書かれるようになった
 

 
——— 詩集「ア・ビアント じゃ、またね。」より

mardi, août 08, 2006

6/9

いますぐに、涙は出ない
遠いその日
痛みと渇きの中で
見た事もない
夏の陽を呑み込むような
強烈な光の中で
何万個の影をつくったのか
わたしは知らない

いまも毎年、涙を流し
遠くをみつめて
苦しみ喘ぐ光景を
伝えようとする
思いの火は熱く燃えさかっている
魂の炎は以来の空をさまよい
わたしたちに語りかける

あの、暑すぎる日に
帰らなければならないとき
それが訪れてしまったとき
きみたちは いったい
どうするのかと
問いつめてくる

のうのうとした天日
ビキニの試着
ひからびた孤独
ビールの空き缶


近隣から投じられている
この夏の陽をはるかに超える
得体の知れない戦士が送り込まれる速報にも
わたしたちは少々、麻痺してきている

目の前で痛みを、渇きを、
満たしてあげられないまま
名前だけを何度も
叫び続けるだけ、の光景を
わたしたちは、想像ができないでいる

アスファルトのこの黒い道が
陽にフニャリと溶ける時間帯
爛れた影で敷き詰められた
巨大な川に見えてくる目玉を
わたしたちは、持っていない

どんなに
世界が近くなろうとも
地に撒かれた課題は
これっぽっちも、変わってはいないというのに

いま、わたしになにができるのだろう
あす、わたしになにができるのだろう

ありきたりの、自分への問いに
顎が痒い、と掻いたら
すぐに、痛みに変わった

lundi, août 07, 2006

波のマニマニ

それはきっと、3つ数えるとうまくいく

ほっぺたの真ん中
えくぼに中指をあてて
空に向かって、数えてみよう

夕暮れに浴衣姿
左肩の金魚のもようが目印
水の波紋は
赤い尾ひれにからまっている
消えないうちに、飛び上がってみよう
いちにの、さんで漕ぐように

「あっ、サーフボードには鼻緒を!」

地平線をせり上げて
大波はもうすぐ
追い風と一緒にやってくる


ーーーー

昼過ぎ、ひさしぶりにMと少しだけ話をしていた。先日の出版記念パーティーのことを「とてもいい雰囲気で素敵だった」といってくれた。参加してくれていた友人たちを褒められ、とてもうれしく思っていた。

19時頃。同僚の(いつもは別のビルなのでなかなか会わない)Sが久しぶりに顔を出した、と思ったら「マチューさんにたった今そこで会いました!」との報告。メールを入れてみた。「来週、もしかしてリーディングをする」話を直接しようかと「一緒にかえりましょっ」とメール。なんと、JOUも一緒♪ しばし、お茶と歓談。
JOUとは、同年代。ちょっと"いいもの"を、つくれたらいいと思う。2人には出版記念パーティーでご協力賜ったので、昼過ぎのMとの話をしたばかりで会えるなんて、なんだかまたしても「ア・ビアント効果」か?と、吹聴してしまいそうだった。JOUからの提案。
9月が楽しみだ。ちょっとした面白い事をやってみたい。久しぶりに企画魂が揺さぶられる。
今日は、そういった波と、昨日見た映画ビックウェンズデーと夏にかけて一つ。

あらためて、以前のシナリオを書いていた頃の引き出しを整理してみようと心に誓う夜。

dimanche, août 06, 2006

小説家の妻を持った俳優/ある詩人の話


昨夜、シネフィルイマジカ(スカパー)で”赤いアモーレ”を鑑賞。ペネロペと共に、主役でありながら脚本、監督をこなすセルジオ・カステリット。なかなか興味深い表情で、余分な事はしない俳優としての良い仕事をしている。セルジオの妻で作家であるマルガレート・マッツァンティーニの作品、イタリアのベストセラー小説『動かないで』が原作であることを、見た後に知った。
衝撃的であり、正直こんな物語には嫌悪感さえある。けれど、役者のエネルギーと監督のセンスによって見事にストーリーを描いている。
カステリットも、マッツァンティーニも恵まれた環境でこれを発表する事が出来たのだと思う。
実際にスペイン人のペネロペを起用したことは、イタリア語をマスターしたという話題性もあっただろう。そうでなくとも彼女を起用するということは困難だったろうと思う。様々な良い出会いが作用して生まれた作品らしく、賞賛も多かった。邦題こそ滑稽で、今ひとつ見る気を失っていたが、久しぶりのイタリア映画のヒット。満喫した。

今日は、ドイツ文化センターにて谷川俊太郎氏の話を聞きに行った。詩人の、それ以前に人としての興味もあり、参加。(http://www.pub.co.jp/school/coza/poem6.html)彼も恵まれた境遇の人物だ。なにより三好達治の推薦があって詩壇の世界に導かれたということ。彼に浴びせられる沢山の質問。それは、本当の質問ではなかったように思う。意地悪な質問には、意地悪になってみることも大事。彼の詩を彼が読んでみたとき、その温度は詩の温度を保って発せられた。それが何よりも衝撃であった。
私の父(元国語の教師)は、谷川さんに興味がない。けれど私はそうでもない。熱狂的なファンにはなり得ないと思うが、詩の持っている温度がわかるとき、その詩の向こう側にある谷川さんが好きになる。ときどきだ。それでいいと思っている。
幼いとき、中原中也の詩に大きな衝撃を受けた。萩原朔太郎の言葉に、人生にはとてつもない深い悲しみがあるのだと気づかされた。
孤独であることを共感する言葉たち。今日、谷川さんは「一人っ子で、孤独になれている」と言っている。

話は飛ぶが、彼は今日昼が良いと言っていた。私も太陽が好きだ。きれいに出ている月には祈りたい気持ちになるが、いつまでも陽の下で解放されていたいと願うし、夏にはスイカが食べられてなおうれしい。音楽も芸術もラテンの力には時々グイッと引っ張られる。

たとえ、世界の何処かで争いがあったとしても、太陽の下、みんな同じように陽の光を浴びて、みんなが笑顔一杯で、
そうしていつまでも平和が続くようにと願っていたい。願い続けたい。

samedi, août 05, 2006

本から飛びだすタマシイ


ある絵本作家の訃報に同僚たちの胸一杯になる行動。25歳の若き作家がその生涯を閉じたという事実。彼女の残してくれたものの大きさをどうして今まで理解できなかったのかと会社の告知が流れる。大きさに、誰もが最初から気づく事なんて出来ない。絵も文も、作家である彼女が知っている大きさよりも、はるかに大きく育っているに違いないからだ。20冊以上を生みだした彼女のエネルギーは、病床の中から筆先に力を降り注いで送り込まれた「生きた」キャラクターだ。生きている。彼らは生きているのだ。どうして今まで気づかなかったか、ということも、なんだか切ない告知ではあったし、その社員代表の言葉はとても誠実で、一つ一つ読んでかみしめた。
けれど、私は彼女が生かしている今ここに残ったものには魂が吹き込まれているとちょっと引いた位置から感じている。本から抜け出て、子供たちの笑顔を呼び起こすためのハッピーな絵本は、彼女そのものなんだろう。彼女は、全てをわかっていて一生懸命に描いた夢だった、と考える。作者は、そんな本から魂をもって飛びたつ新しい出会いを期待しているに違いない。だから、わたしもがんばらなくては。。そう、心の中で誓う。この、わたしが作った本もきっと、いつかそんなふうに新しい人とであって、その人の中で生きる魂になって欲しい、と祈ってみる。

jeudi, août 03, 2006

Je mal a la tete...=J'en ai marre...

「頭イタい事があったら、ほんとに頭イタくなったよー」と、後ろの席の I さん。
こめかみに手を当ててぐりぐり。
実は、私もこのところとても頭が痛いのよ。
ま、病気と言ってしまえばそれまでかな。
頭に集まっている三官の神経の集まる周辺を流れの悪くなっている血管が圧迫しているらしい。もう、何年くらいこんな痛みを抱えているのだろう。確か5年か6年。病気だとわからずに日夜眠れずに過ごした日々とは違って、マッサージすれば多少楽になる事がわかったので「癲癇用の薬(テグレトール)」なんていう副作用のある憂鬱になる薬とは、当時以来さっさとおさらばした。
医者の薬は、もともと信じてはいないし、精神的に参ったとか、鬱だとか言われても、それを疑うだろうと思う。(実際にそんなゴミ箱診断をされなくて良かった。)
それでも、友人の言葉は信じる。
私はもともとカウンセラーであったという信頼できる友人がいて、とてもラッキーだった。
彼女の言葉をずっと信じたまま、自分を信じる事ができた。
「言葉の力はすごいんだ」と実感した4年前。それからの私は、言葉を満喫していた。ついに本まで作るに至った。
頭イタいことが、本当の頭痛を呼ぶ事があるなら、言葉を信じて自分を信じてなおる、なんて事も起こるのだというのが、私の自分に対する「診断」だった。
それを本当に実行する私は、最後の底力がとっても馬鹿力だったのだと今にして思う。
本当に精神的にひどかったとき何をしたか・・・私は、それまで働いたお金を「フランス語学留学」に費やした。

今日、会社の友人と昼ご飯にて「自分に絡まりついてくる嫌なツタを払うためにどうするか」(実際にこんな事は言ってないがそんな感じのこと)を何となく話していた。嫌な事は嫌なモノを呼んできて、一気に悪い事が起こったりする。
では「良い事」を考えれば、良いモノが集まってくるのではないだろうか?
心理的なコントロールが出来るようになった人は、他人まで操作しようとする。けれど、それに巻き込まれないように気をつけるんだKちゃん。そしてあなたも”センターコア”な存在である事を忘れちゃダメよ。

ツタは、呼吸できる酸素を運んでくれるもの以外は、絡ませてはだめ。
ましてや、頭に巻き付こうとしているツタなんて、自分の意志で巻かないとイタくなっちゃうよねー・・でしょ?

mardi, août 01, 2006

神楽坂祭りと焼き肉とベランダ

先週末は、神楽坂でお祭りがありました。
今年、新調したゆかたは着られず、ダッシュで神楽坂に向かうと、友人たちがすでに毘沙門の近くまで。
急いで夕飯に向かう。もちろん、我が家へ。メニューは焼き肉です。
あこがれの「ベランダでのバーベキュー」にはならず、キッチンでいつものダイニングテーブルをちょっと大きめにスタンバイ。ま、これでもいいです。大勢で食べる焼き肉はうまかったっす!
相変わらず才能ある手さばきにて8ちゃんが〜大活躍です。(助かります・・しかし、ウチにきていきなり包丁研ぐという姿は見たくなかったぞ)確かにウチには包丁が豊富。でも、切れるのは普段使う一本きり。
と、いうわけで、アイスまで食べ尽くして満足。こんどはベランダでスイカを・・
ひとときを過ごすと、なぜか真夜中にガーデニングが始まってしまった。と、いうのは、バジルがごっそり生えまくっていたので、株分けをしようと・・いうワケ?!
みんなの団らんの図を横目に、土いじりとかしているわたし。変な家庭です。よそから丸見えの位置のベランダで。。
それでも、とっても楽しかったですー♪ みんな来てくれてありがとう! 真菜が置いていった五十番の純正肉まんは、日曜に美味しく頂きました。(こんどお宅におみやげは、これできまりね)