mercredi, juin 07, 2006

C4I+datamatics/池田亮司

もう随分前にダムタイプ(Dumb Type)を見た以来。ダムタイプのときもいいが、今回の前半C4I が特に良かった。メッセージ性が高いのだが、音と映像の錯乱を程よく演出していてバランスが良い。なんと表現したらいいかわからないけど、とにかく刺激を受けた。完成度、音の広がりと捉まえたモチーフのループとバランス、映像の中で一番気に入ったのはそのモチーフの「規模」の違い。左右不対象の言葉。それらと音との繋げ方が違和感なく、好みの賛否よりやはり仕事の仕方や姿勢が整っている気持ちよさを感じる事ができた。確実に自分が必要とされている場面があるのだという確信のもとにこなしている。出来る事を出来る限りやるという仕事。それでもなにやら楽しそうだ。自分にしか出来ない事?それを見つけるのに誰もが苦労するところ。まずは身近なところから。。

とても古い話だが、以前、私が参加したアルバム(Visions Of Divas・スパイラルレーベル)のときにお世話になった。私は当時、詞を書き唄った。そのときはミキサーに向かいつつ、寡黙に音と向き合っていた。一見、文学青年のような神経質さと冷静さを兼ね備えた出で立ちで、訳ありのカッコいいお兄さん(?!)みたいだったが、いまや世界のRyoji Ikedaだ。
スパイラルでは当時、いろんなアーティストが出入りし、一緒に仕事をさせてもらったのがCo-FusionのWADA&TANI。みんな、世界で活躍している人だし、同じアルバムに参加していたボーカルの中には今 J-WAVE で活躍しているDJリーソルもいる。今考えると不思議だがそのアルバムには様々な人が関わっていた。
自分なりのペースで、全く違うメディアだが、いま本を制作する。そこで関わった音楽の関係者とはまた違う、本が好きで、そして本を作ることにエネルギーを注いでいる人たちに囲まれて、今週から来週までに仕上げて最後の入校に。
いま出来る事の出来る限りを、楽しみながらやりたいものだ。

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