mercredi, mai 31, 2006

猫ばなし
















日曜日のサイクリングで、後楽園ラクーアにあるヴィレッジヴァンガードにて購入の本は二冊。
一冊はこれ「ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし」(平松謙三著)。ほんとは擬音語擬態語辞書があったので購入したかったのだが、あまりに魅力的で(しかも三冊はどうか?と考えて、ツイこちらを)買ってしまった。
もう一冊は、「インド夜想曲」(アントニオ・ダブッキ著)以前読んだ事があるのだが、インドも行った事だし、しばらく前からKuniさんがずっとお探しだった本でもあり、また読んでもいいなーと(なぜかあの店ではすぐに見つかったのに驚いて)思わず購入。

黒猫が、ヨーロッパを、というところに大いにツボな訳で・・そして、黒猫の名前が「ノロ」(ノロの日記=http://www.hortensia-azul.com/news.php3)だったことも(ウチの猫がロイ)その写真の愛くるしさと、拾い読みすると行動が似ていることが因果で即買いが決定。(嗚呼、黒猫になんと弱い者なのだろう!)

これがまた、読むとおもしろいおもしろい。すぐに読めて、しかも、装丁、中身のバランスや著者の感覚・・なかなかお洒落である。まず主人とその奥さんがなかなか好感が持てるし、猫の写真もアングルを含めて上手で面白い。さらに、内容も淡々としつつ、旅に関する情報と、ペット事情の差まで記載している。日本のホテルでペットを持ち込むことが禁じられているところがほとんどだけれど、ヨーロッパのホテルはどこもわりと簡単に受け入れてくれる。しかも、そのとき支払うのは人間のおとまり料金プラス約5ユーロという設定で絶妙(遠慮しないで堂々とペットとともにいられてその上安い)らしい!すごくうらやましいたびだと思った。

だけど、実際にまねをするかどうか・・と言えば、ウチの黒猫さんはとてもお年をとっている。今年で14歳になるんだった。そんな無理はできないだろう。
大きく違うのは、ノロは1歳、ロイは14歳という点だった。

dimanche, mai 28, 2006

友よ、ありがとう。


昼下がりに気温があがった頃、Kuniさんと一緒に後楽園ラクーアまでサイクリング♪
ヴィレバンで本を2冊購入(※これについては、後日)とウィンドウショッピングと、ユニクロショッピング・・また、ブルーベリーの苗を一つ購入。成城石井で普段買わなそうな面々を手に入れる。夕方はまだ半袖では寒いね。でも自転車は、好きだからこの季節になると大活躍。帰ってから、Kuniさんがポルチーニ茸クリームソースパスタを作ってくれた。ごちそうさま、っとメールなどのチェックと机が欲しいからヤフオクで狙っていた落札時間が迫っているので、慌ててMacの前に・・すると、Gmailのボックスに新着メールが。
開いたら、なんと高校時代の友人からだった。ブログを始めてから約1週間。なのに、検索でヒットしたのでメールを送ってくれたのだと書いてあった。そのことにはとてつもなく嬉しかった。しかし、読み進めると・・悲しいお知らせだった。同じ級友だった友人の死のお知らせ・・そんな。。二重に驚いた。(もはや、ヤフオクどころではない!)いや、このメールがタイからの友人でありがたいメールであることは間違えないのに「悪質ないたずらメール」であって欲しいと、反面思ったくらいだ。
その後、別の友人から携帯にメール。それは、夢でもいたずらメールでもないことを示す。しかし、一体どうして、なにが、どうなったのか、とか、自分の身体が何処か浮く。かおちゃん、ヒーコ、ウソだよね?・・・いや、本当だ、大人として受け入れること?! 会いたかったよ、生きている時間に。いつか彼女のことを思い出したこともあった。けれど、東京に住んでからは、自分のことに精一杯過ぎた。慌ただしく日々は過ぎ、今も以前の俳優時代もあまり変わらない。時間の使い方が下手なのかもしれない。けれど,心の中では、会おうと思えばすぐにどこかで会えるような、いつでも誰にでも会えるような気がしている自分に苛立つ。ああ、そんなわけではないのだ。いつ、どこで、会えるか、生きていてもわからないのに、死んでしまったら二度と会えないじゃないか。気づいくべきなのに、そんなこと知っていることなのに。。(ブログから連絡をくれたかおちゃんにも、ヒーコにも早く会いたい!)

私は次の真夏の誕生日に一冊の詩集を出版する予定だ。
そのタイトルは「ア・ビアント(A bientot) じゃ、またね。」それは、再び会うための少し先の未来への約束というコンセプトで纏めた一冊になる。詩には、自然の中、普段の生活の中で出会った人たちと場所と時間を切り取ったスナップ写真のようなものだが、そこに想いを少しずつのせている。誰もが想像できるようなシーンかもしれない。

聞いたら、誕生日の5月20日を目前に、逝ってしまった彼女に、私のできる精一杯の気持ちを、それくらいしかできないから言葉で贈りたい。

星と星であるなら、宇宙で
いつか、あえるかもしれないね。
空と海が何処かで繋がっているなら、
めぐりあわせの奇跡を願って
少しの間のお別れを
ありがとう、チックン!=Merci Chiharu!
ア・ビアント(また、会おう)!=A bientot !  Rie

samedi, mai 27, 2006

変わるもの、変わらないもの、そしてテレビ

スカパーに入ってから、今まで見ていた番組をほとんど見なくなった。
番組数も多いけど、映画をやってるシネフィルなんかには喜んでハマります。
好きな監督特集なんかを組まれると、週末が忙しくなってしまいます。へへ。

今日は12時過ぎに夕食。その後のひとときをテレビ(あ、通常の地上波ね)をみて過ごす。
すると、聞いたことのある声が。。以前、励ましの年賀状をくれたアノ監督だ!
・・風貌が変わっていて気づかなかった。聞こえてきた声から、3年前に「死」を宣告されたという話。そんな話題なのに会場は爆笑。
自費製作ながらも毎年一本くらいのペースで撮っている”元気ぶり”だからだ。
口調も飄々としていて、昔のままだったけれど、そうとう不健康に暮らしていたらしく死を宣告された頃、意識して野菜を食べた記憶がないと語っていた。しかも、野菜を食べるのがめんどくさかったと言っていた。やっぱりそういった素っ頓狂なところが今までの作品を生みだすエネルギーになっていたんだろうな。それでもって、映画を撮るのは「めんどくさく」ないんだろうな。それにしても、彼は多分テレビに出演することなんか、以前ならめんどくさいと言っていたはずだ。しかも、TOKIO相手にしゃべってるよ。。
いろんなことが死を宣告された後に変わったのかな。
6月公開の小林監督の新しい映画「バッシング」見てみたい。
今度はカンヌかぁー、すごい!!
私が会ったのは、夕張映画祭だから、もう随分昔のことだ。
(そういえばアンナ・カリーナにサインもらったのも夕張映画祭だったなーっ!あの頃はフランス語が片言すぎて・・結局 通訳さんに訳してもらわないと通じなかった。あ、今度の詩集の一番最初には彼女に向けた詩が入っています。)


思えば自分の周りも、この数年の間に変わってないことと、変わっていることがある。
そして、環境が変われば、やっぱり人間変わることもたくさんある。
スカパーに加入したことと同じように。。

vendredi, mai 26, 2006

髪は気分を変えるから


昔から、失恋すると髪を切るなどという話があるがそれは、気分を変えるためなのだろうか。
それとも、その髪の伸びる間の時間を切ることがメインなのだろうか。

とにかく、私は月曜の夜中から気分が冴えなかった。誰かからの夜中の電話。
内容なんて別にどうでもいいのだけれど、自分を責めてしまうから気分が悪い。
もしかしたら、夜中に電話させてしまうようなスキを見せているのだろうか。と。。
しかし、彼は自分のことが一番だし、思い立ったが吉日の人だから仕方ないのかもしれない。
(そんな人、他にもいたなーぁ)

それにしても、私が貧血になるのは、会社の同僚の一説によると「自律神経がやられてる」
んじゃないかと・・最初は「おどかさないでよー」なんて言っていたが、そういう彼女は
時折苦しそうな咳をして、くらくらするのだと言っていた。
彼女は、いまや私にとって「人生の節目に協力してくれたとても大切な人」である。
そんなストレスなんかにやられて欲しくない!って思う反面、私もやぱいのかなーって。。

で、気分を変えるためには何をすれば良いのか!
それは、マッサージとか、美容室に行くとか、運動をするとか、いままでやったことのない
ことにチャレンジする〜とか、である!

まず、手始めに、髪型ではなく、髪の色を変えてみました。
以前からやりたかったのですが、冬にやると目立ちすぎるので今が良い時期かと。。
2色を採用しました。
ひとつは、ピンクベージュ。もう一つは、エンジに近いオレンジ系の赤です。
脱色したので、少し「お人形の髪」が入った感じですが、後ろから見ても間違われることが
なさそうな色です。
自分で言うのもなんですが、色のチョイスも良かった気がする。
あ、刈り上げは、もうしてません。のばしている最中です。

mardi, mai 23, 2006

粟津潔 印刷博物館

今までの作品をざっと見るだけでも見たことある物だらけ。
装丁だけではなく、映像や言葉に至までのアーティスト。
日本で誇るべき芸術家と言える一人なのだと思います。

勅使河原宏の映画のオープニングや題字、導入や映画宣伝の
ための映像、映画ポスターや版画、シルクスクリーン・・・
様々な分野にわたって挑戦するその興味の範囲の広さに
圧倒されました。

アートは辛くなく楽しい。綺麗なだけではなく、何処かギュと
心をつかむ鋭角な刃を持っている。

彼のアートの原点は、地図の等高線にあると語っているが、
それに気づき、それをアートに反映してしまうアイデアも
普通の人とは大きく違う発想の持ち主だと言うことを物語る。

様々な人が、まだ生きて活躍している彼に対して愛情を持って
語っているが、彼はやはり芸術全般に対して愛と尊敬を持ちつつ
対話をし続けている人なんだと思った。

粟津潔HP http://www.kiyoshiawazu.com
印刷博物館HP http://www.printing-museum.org/jp/index.html

lundi, mai 22, 2006

紫のご飯



先日、会社帰りにばったり会ったYと一緒に神保町へ。。良い時間なのでご飯を食べて帰りました。駅を降りてすぐにタイ料理の店が目に入ったのに、その隣の「ブラジル料理」が気になり、入ることに。。不慣れな料理だけど、とても美味。クセになりそうです。
また行きましょう。で、店の名前は何だっけ。ムトン〜??

ブログ名


















以前使っていたものとは別に、作ってみました。
日頃のおこったことや感じたことを書き込みます。
手始めに、この de Rie-n についての説明を。ほんとうは「de rien」が正。
フランスなんかで「ありがとう merci」を使ったあと、相手の人から返ってくる言葉です。
日本語的には「どういたしまして」「なんでもないことよ」というような意味です。
rien の意味は「全く〜ない」という意味ですが、私はこの言葉の中に自分の名前が入っていることを発見したときに、とても嬉しかったのを覚えています。
仏教の世界では「無」に近いかな。
とにかく、雑念を取り払っていきたいという希望もあり、この名前を採用。

もし、相手が嬉しくなることであったら、こちらも嬉しい。
けれど、何気なくそれができるなら素敵なことだよね。という祈りも込めて。。